スマートテンポでLogic Proにオーディオステムを読み込む

Logic Proのスマートテンポ機能は、メイン画面に読み込んだオーディオのテンポを自動で検出し、Logic Proで正しいテンポが瞬時に設定されるので、Apple Loopsやテンポを同期したエフェクトがオーディオに合わせて正しく調整されます。

オーディオステムとは、ドラム、ベース、キーボード、ボーカルなどの曲の構成要素ごとに作成したサブミックスです。Logic Proはこれらをすべて、マルチセットとしてまとめて解析し、正しいテンポを設定します。

「プロジェクト設定」画面の「スマートテンポ」パネルに、プロジェクトのテンポに合わせてオーディオステムを自動で調整する読み込みオプションがあります。

「ファイル」＞「プロジェクト設定」順に選択して、「スマートテンポ」パネルを選択します。
「読み込んだオーディオファイルの設定」ポップアップメニューで「オン＋小節を揃える」を選択します。
メイン画面でLCDテンポディスプレイの「KEEP - プロジェクトテンポを保持」を「ADAPT - プロジェクトテンポを調整」に変更します。
すべてのオーディオステムをメイン画面にドラッグします。
ダイアログで、「新規トラックの作成」を選択し、「選択したファイルはすべて1つのプロジェクトからのステム」チェックボックスを選択して「OK」をクリックします。
ステムがプロジェクトに表示されます。録音中にテンポが変化する場合にも、オーディオが正しいテンポで再生されるように調整されます。スマートテンポ・モードを「KEEP」に戻して、正しいテンポを保持します。
プロジェクトにApple Loopsを追加します。Apple Loopsはプロジェクトのテンポに合わせて速度が調整されます。ディレイなどのテンポと同期するプラグインもすべて、正しいタイミングで再生されます。
異なるテンポで楽曲をリミックスするには、「テンポ」トラックに移動して、「テンポセット」＞「新規セット」の順に選択します。
これによって一定のテンポが作成されます。LCDディスプレイでテンポを自由に変更すると、そのテンポに合わせて曲が演奏されます。