2021年6月2日

Apple Musicを深く知る:ロイヤルティ

Appleは音楽の価値を信じています。それにはクリエイターの仕事に対する公平な支払いが行われることが重要です。2003年のiTunes Storeサービス開始以来、Appleは何百万人ものアーティストやソングライターが音楽で生計を立てる支えとなっています。ストリーミングに関わるロイヤルティについての議論が続く中、Appleのサービスを利用する事による価値を共有する事が大切だと考えます。すべてのクリエイターに対し同じレートでの支払いを行う事、1回の再生も収益化に値すること、おすすめに掲載されるための料金などが発生すべきではないことです。

すべてのレーベルに一律52%の基準レートを支払います

独立レーベルが一部の主要レーベルに比べ大幅に低いレートを設定される他社サービスと異なり、Apple Musicはすべてのレーベルに一律の基準レートを設定します。これによりアーティストはレートにとらわれず、レーベルとの契約か独立を選ぶことができるようになります。Appleは、すべての音楽に同じ価値があると考えています。

すべてのコンポジションに一律基準レートを支払います

ソングライターの存在無しには、音楽作品は存在しません。だからこそ、すべての著作権保有者とライセンサーに対して各国または地域内における同じ基準レートを支払います。また、著作権管理業務の最適化の目的で投資を行い、ソングライターへの支払いに滞りがない体制を整える支えになっています。

再生回数あたりの平均レートは0.01米ドルです

ストリーミングサービスのロイヤルティはストリームシェアを基準に計算されますが、再生回数にも価値を認めるべきです。実質収益はサブスクリプションプランや国または地域によって異なりますが、2020年のApple Music個別向けプランでは再生1回あたり平均0.01米ドルの計算になります。これには、レーベルと著作権管理団体のロイヤルティが含まれます。

プレイリスト掲載の条件にロイヤルティレートを下げることはありません

Apple Musicチームでは、時流を見据えたエディターにより30,000のエディトリアル・プレイリストがキュレーションされています。曲の選定は実績に基づいており、プレイリストへの掲載を条件にロイヤルティレートを下げることはありません。Apple Musicの「あなたにおすすめ」プレイリストやアルゴリズムによるおすすめについても同様です。

Appleの価値感を実現してきた結果として、Apple Musicが世界でロイヤルティを支払ったレコーディングアーティストは2020年に500万人以上に上り、2019年の記録より100万以上の更新となりました。カタログからのレコーディング・著作ロイヤルティが年間100万ドルを超えるレコーディングアーティストの数は、2017年以降120%以上増加し、同じく年間5万ドルを超える数は2倍以上に増加しました。

ロイヤルティがどうあるべきかを議論する中で他のモデルの検討も行いましたが、ロイヤルティの再分配に制限が見られ、アーティストに対し様々な面で影響が出るという分析結果を得ています。再生ごとのレートでは、曲の総再生回数換算と同等にはならないものの、注目すべきはこの変更によってクリエイターがストリーミングから得られる収益は増加せず、代わりに、ロイヤルティは一部のレーベルに分配され、クリエイターに対する透明性は低下します。

Apple Musicはアーティストやソングライターに重点を置き、すべてのクリエイターが音楽で生計を立てるための革新的な方法を模索しています。Apple Musicを利用することで、世界中の音楽ファンが広告による中断なくコンテンツを楽しみながらも、プライバシーが遵守された個人情報の使用によりエクスペリエンス全体を向上することが可能です。