マーケティングとプロモーション
EPKの重要性
ミュージックの作成とリリースとは別に、然るべき相手に届けることもまた重要です。もっとも効率的なEPK(プレスキット)を活用しましょう。
EPKとは、マネージャー、予約代理店、会場関係者、プロモーター、ライターなどの業界関係者がアクセスしてアーティストの過去の作品を参照するために使うもので、履歴書や名刺としての役割があります。
第一印象は肝心です
その出来によっては、アーティストのキャリアアップとセルフブランディングの新しい可能性に出会うきっかけにもなると言うことができるEPKは、利用者により、アーティスト自身が作成する場合と専門家のサポートを受けて作成する場合があります。
簡潔で要点をまとめたEPKを作成するために、以下の重要項目を確認してください。
- アーティストの経歴:三人称の表記で、アーティストとしての自分らしさや特徴を記述します。長文と短文でそれぞれ用意することをお勧めします。
- 写真:アルバムアートワークやプロモーション素材など高画質の画像を幅広く用意します。
- ミュージック:人気の高い曲やアーティストを象徴する曲を強調し、曲へのリンクを挿入します。
- ミュージックビデオ:アーティストが画面で見せる表情を伝えます。特に優れたビデオや舞台裏のショットなど、視覚的に魅力的な要素を含むビデオのリンクを挿入します。
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特記事項:パフォーマンス、インタビューからの引用、受賞歴などのハイライトや実績を含めます。
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今後のリリース:話題性を保つような、公開予定のプレイリスト、出演、インタビュー、ミュージックのリリースについての詳細を共有します。
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アナリティクス:アーティストのミュージックが世界でどのように聴かれているかをまとめます。
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連絡先情報:ソーシャルメディア、メールアドレス、ウェブサイトなどの連絡方法を記載します。
ブランドを高める
EPK作成の主な目的は、アーティストのブランディングを披露しパートナーシップ構築の可能性を広げることですが、その副産物として自己内省をする機会にもなることがあげられます。今までのキャリアを見直すことで、ブランドの目標や使命をより深く理解できる時間になるでしょう。
ベストプラクティスとしては、どのような関係者の目に留まってもいいようにEPKの情報を最新の状態に保つことをお勧めします。