カバーアート
カバーアートの重要性
カバーアートのデザインは、リリースの話題作りのきっかけになる重要な要素です。ミュージックのオーディオとビジュアルの橋渡しをする役割をもち、優れたデザインはアイコンとして長く記憶されることになります。家やオフィスの壁を飾り、物理・デジタルのアートインスタレーションを賑わせ、プロモーションやグッズ展開の顔となる — 1つのアートワークがストリーミングプラットフォームを超えて、アーティストのブランド定義の要素となる証明と言えるでしょう。
自分を表現する
カバーアートは自己表現の場として機能し、他者とは違う自分らしさを伝えるツールとして使うことができます。駆け出しのアーティストにとっては、ロゴ、フォント、その他の芸術的要素でブランドの独自性を確立することで、それらのビジュアルが時とともにブランドと同義となることもあります。
レミ・ウルフのアートワークを例として見ると、テーマやエフェクトを反転させた極彩色を多用し、複数焦点を設けています。一際目立つこれらの要素に加えて、内面的なアプローチとのバランスが取れているのも特徴の一つです。アーティスト名や曲のタイトルを載せる従来の定型を取ることはごく稀で、あくまでも優先するのは自身のカリスマ性、個性、スタイルのユニークさであることが分かります。
ベイビー・キームのアートワークがリスナーを魅了する理由
シンプルかつエレガントなベイビー・キームのカバーアートは、彼の人となりを直接語ることはないものの、今では看板となったカラーグラデーションを繰り返し使うことで、リスナーたちが曲の気分、主題、トーンについて語り合う起爆剤となっています。
アートワークは、芸術性、ブランド、自分らしさを反映する鏡です。作成を始めるには、画像、アートワーク、カラーパレットなどの視覚素材を使い曲の気分を表すビジョンボードを作ってみましょう。ビジュアルワークのサポートが必要な場合は、グラフィックデザイナーなど実績のあるスタッフと協力してイメージを具現化しましょう。
カバーアートのガイドライン
Appleは芸術表現を尊重し、価値を認め、応援しています。労力をかけて生み出したカバーアートの訴求力を損なわず、世界中のApple Musicのリスナーに向けて美しく表示されるために、以下のガイドラインに従ってください。
カバーアートの仕様:
- JPG、PNG、GIF形式のいずれか。
- 完璧な正方形。
- 4000 x 4000ピクセル以上のサイズ。
その他のガイドライン:
- 誤解を招く表現や商標未登録の表現(アルバムで演奏しないアーティストを目立つように描いたり、言及したりすることなど)をしない。
- アーティスト名、リリースタイトルのテキスト、正確な曲やアルバムのタイトルなどの関連情報のみを含める。
- デザイン上意図しない限り、不明瞭、ピクセルが荒い、傾斜加工、クロップした画像は使用しない。
- その他の追加情報(ソーシャルメディアハンドル、メールアドレス、ウェブサイト、ロゴ、またはApple MusicおよびiTunes Storeの競合他社への言及など)を記載しない。
- 価格について言及しない(「割引価格」「低価格」「プロモーション用」など)。
- ブランド名や広告を含めない。
- 日付を記載しない。
- バーコードを含めない。
- ポルノグラフィ、またはポルノグラフィにリンクするウェブサイトのURLを記載しない。
- 書面による許可なく第三者が著作権を保持する画像を使用しない。
- 物理またはデジタルのパッケージングや小売業者(レコードやCDなど)について言及しない。
- Explicit指定のリリースでない場合、Parental Advisoryのロゴを使用しない。